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プロポリスとローヤルゼリーの違い

プロポリスとローヤルゼリーは、その見た目や成分が全く違います。
両者の違いについて解説します。

作り方

プロポリスもローヤルゼリーもどちらもミツバチが作り出すものです。
しかし、その材料や作り方は異なります。

プロポリスは、木や植物の樹脂が原料になります。
ミツバチが木から集めた樹脂を噛み続けると、唾液と混ざってワックス状のプロポリスができあがります。

一方、ローヤルゼリーの原料は主に花から集めた花粉です。
ミツバチが花粉を食べ、体内で消化・分解し、上顎と下顎にある分泌腺から分泌したものがローヤルゼリーとなります。

つまり、プロポリスはミツバチが樹脂を加工してできるもの、ローヤルゼリーはミツバチの分泌液です。

蜂の巣内での用途

自然におけるプロポリスとローヤルゼリーは、蜂たちによって巣内で用いられています。それぞれに用途や目的が異なります。

プロポリスは主に巣を補強したり補修したりするのに用いられます。
主な目的は巣の抗菌です。

木や植物にはもともと自分の体を外敵から守るための力が備わっています。これは一般的にポリフェノールと呼ばれています。
ミツバチが集めてくる樹脂には、殺菌・抗菌作用のあるポリフェノールが含まれており、ミツバチたちはこれを主に巣の入口や通路に用います。
こうすることで、通路を狭くして敵が巣内に進入しにくくなるだけではなく、外から帰ってきたミツバチの体がプロポリスに触れるとその殺菌・抗菌効果により体も綺麗にすることができます。

一方、ローヤルゼリーは蜂の食べ物です。
女王蜂の為のエサとして用いられます。

女王蜂の幼虫は働き蜂と違い、王台と呼ばれる特別室で育ちます。
女王蜂は食事も特別で、働き蜂がワーカーゼリーやハチミツを食べて生きるのに対し、女王は一生ローヤルゼリーだけを食べます。
女王蜂とミツバチは、もとは同じ遺伝子を持った見た目に変わりのない幼虫ですが、この食事の違いにより、女王蜂はミツバチよりも体格が3~4倍も大きく、寿命は40倍以上、さらに毎日1500~2000個もの卵を産み続けることができるようになります。

成分

プロポリスの主成分はポリフェノールです。
そのほかに、アミノ酸やビタミン、ミネラルも含まれます。
抗菌・殺菌作用があり、人間向けの健康食品としては歯周病や口内炎、風邪、口臭や体臭ケア、肥満、血糖値、花粉症などの予防や症状緩和の効果が期待されています。

そして、ローヤルゼリー成分は必須アミノ酸を含むたんぱく質、炭水化物、脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどで構成されています。
その中にはローヤルゼリーにしか含まれていないデセン酸も含まれています。
栄養バランスに優れ、人間向けの健康食品では、滋養強壮、糖尿病や更年期障害、高血圧、低血圧、動脈硬化といったさまざまな悩みへの予防や症状緩和に期待が持たれています。

色や味

プロポリスとローヤルゼリーは見た目も全く違います。

プロポリスは赤褐色をしているものが多いです。
赤褐色以外にも黒みが濃いものや、緑色をしたものもあります。
味は苦いです。

ローヤルゼリーは乳白色をしたものが多いです。
乳白色よりも黄色みが強いものもあります。
酸味のある味が特徴的です。

プロポリスもローヤルゼリーも、材料を採る木や花の種類によって見た目の色や、成分に多少の違いが出ることがあります。
またどちらの味もおいしくはありません。
ハチミツのような甘みはほとんどなく、独特な風味をしています。

このように、プロポリスとローヤルゼリーはどちらも健康食品の材料として人気ですが、特徴が全く異なります。
健康食品では、両者を併用することも可能です。
毎日の健康維持をサポートする健康食品として、それぞれ目的や体質に合わせて摂り入れると良いでしょう。

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